【私の本棚から】おやつストーリー:泉麻人

こんにちは まめまめ です

私の本棚には、何年経っても「また読み返したい!」という本を置いてあります

この【おやつストーリー】も、読み返す用と保存用の二冊保有しているという大好きな作品です

泉麻人著-おやつストーリー-講談社文庫

泉麻人著-おやつストーリー-講談社文庫

何を隠そうアテクシ、泉麻人さんの大ファンなんです!結婚したいくらい大好きです(照

なぜ照れるんだ↑

そんな泉麻人さんがかつて【オリーブ】という女のコ向け雑誌内のコラムを連載し

その集大成を文庫化したのがこの【おやつストーリー】です

【オリーブ】と読んでハッとした方は私と近い世代ですね!

具体的には1982〜1991年までのコラムになります

このころは・・・日本の景気もだいぶ良くて、お気楽なご時世だったと思います

コンビニというモノが、都会のみならず当時私の住む千葉県にもできてきて

子どものころ、お小遣いを握りしめて日々のおやつを買いに行くのも

「駄菓子屋にしようか・コンビニにしようかな?」

なんてワクワクした記憶があります

この【おやつストーリー】は、駄菓子屋・コンビニものも、土産物から乾物系?

はたまたフリカケや桃屋の瓶詰め分野にまでも及ぶ

その間10年にわたる庶民の食文化や風俗をも一瞬で振り返ることができる作品です

そのなかで、ひとつご紹介しますと↓

おやつストーリー-VIPチョコ-ティラミスチョコ

おやつストーリー-VIPチョコ-ティラミスチョコ

VIPチョコ、ティラミスチョコなど、ひとつ200円くらいする厚みのあるチョコレート、ありましたよね!

確か工藤静香がCMやってた

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このころ私は高校生・・・クラスの帰宅部有志数名と放課後残って明日の数学の予習をするのが習慣だったのですが

授業が速く進むので予習しないとついていけないし問題をバシバシ当てられるという

みんなでアタマを使った後に、このVIPチョコを味わった・・・という愉しい思い出

「このテのチョコは、ひとりで食べるには高いし多いし、ほかの種類のVIPチョコも食べてみたいよね」

・・・という意見が一致し、自然と持ち寄った次第

難しい問題を解いて消耗した後に、みんなでリッチな味わいのチョコレートをわけあって食べて和む・・・そんな思い出

みなさんも【おやつストーリー】を読むと、泉麻人さんの軽快でユーモアたっぷりだけど上品で知性あふれる世界を感じつつ

そのお菓子とともにあった当時の思い出が色鮮やかに思い出せること請け合いです!

また、平野ノラさんのギャグでもおなじみ【鉄骨飲料】も、

もちろん紹介されていますよ!【鉄骨飴】でね!!

懐かしいでしょう?(*´・ω・)(・ω・`*)ネー♪ 

最近の話題では・・・

明治のカールが東日本での販売を休止するとか

「そんなロングセラー商品が憂き目にあってるんだ〜」というニュースもありまして

大好きなお菓子が、その販売を辞めてしまうのと並行して

お菓子とともに過ごした愉しい思い出も消えていってしまうのかなぁと思うと

この【おやつストーリー】のような書籍は

いつまでも手元に置いていきたいなと、改めて感じるのでした