中学校の学習評価と通知表について

こんにちは まめまめ です

長女が通っている公立中学校は、前期・後期の二期制ですので、一年間に二度通知表をもらいます

お世話になっている塾の先生からも予め聞いてはいたのですが「○○中学は、通知表の5がもらいにくい」そうです・・・5がもらいにくいって、どういうことなのでしょう?

今回は、中学校から配布されたプリントを元に、自分自身も理解を深めようと思います

1.学習とは

学習には「学び」と「教え」とがあり、かつて日本の教育において「教え」が重視されたことを踏まえたうえで、自らが考え・調べる「学び」を重視し、この中学校では生徒が進んで学んでいくことを目標にしています 「学習の習慣」を確立するために宿題や提出物の徹底を図っています

2.学習評価について

生徒の学習は定期的に評価が行われ、評定という形で学期末に各々へ伝えられます(この評定がすなわち通知表の五段階なのですね)では評価とは何かというと

・授業中の発言や作業などの様子

・ノートや作品などの内容やまとめ方

・宿題などの提出物 

を、評価しているそうです また、学習内容がどの程度身についているかを測るものとして、単元テスト・学力調査・中間期末定期考査を実施しています これらの評価を蓄積してまとめたものが通知表になります

3.通知表について

そしていよいよ通知表が配布され、ドキドキしながら評価・評定を知るわけですね

(1)評価 評定

評価とは・・・各教科の「年間学習計画・評価基準」に照らし、その実現状況を観点毎に評価するもの(A・B・Cで表記されます)

評定とは・・・各教科の学習状況を総括的に評価するもの(5・4・3・2・1で表記されます)

(2)評価するための基準

かつて私が中学生だった25年前(爆)では 相対評価 でしたが、2015年現時点では 絶対評価 へと変わっています・・・相対評価では、クラスの何%が5 というふうに、母集団のデキ次第で成績が変わってくる評価の付け方でしたが、絶対評価は全く異なります・・・

絶対評価とは・・・特定の基準に基づいて評価する方法で、他生徒の成績を考慮に入れず、本人の成績そのもので評価します あらかじめ設定した到達すべき目標に対し、どこまで到達できたかで評価するので、取り組んだ成果の結果がそのまま評価されます

話が前後して申し訳ないのですが、中学校では夏季冬季休業前に個人面談を行います 面談では担任から日々の評価・学力調査・定期考査などの状況から、本人が努力すべき具体的な学習内容を伝え、本人の目標を明確にします これも大事な評価のひとつですので、目標に到達できたか?努力したのか?取り組み方は?なども影響してくる と理解しています 続いて本題に入ります

・観点別評価・・・各教科は「関心・意欲・態度」「思考・判断」「技能・表現」「知識・理解」の4観点に分けて評価します 前述の個人面談で設定した目標に対し、生徒がどれだけ実現できたかを次のような段階で評価します

観点別評価 目標に対して実現できた程度 達成率
十分満足と判断されるもの 70-80%以上
おおむね満足であると判断されるもの 40-50%以上~70-80%未満
努力を要すると判断されるもの 40-50%未満

・教科別評定・・・上記の観点別評価を総合して、最終的に定めた値

教科別評定 評定 評価別観点合計点の達成率
5 十分満足できると判断されるもののうち特に程度の高いもの 85-90%以上
4 十分満足できると判断されるもの 70-80~85-90%未満
3 おおむね満足できると判断されるもの 40-50~70-80%未満
2 努力を要すると判断されるもの 20-25~40-50%未満
1 一層努力を要すると判断されるもの 20-25%未満

観点別評価が全てAのとき・・・評定は「4」か「5」

観点別評価が全てBのとき・・・評定は「3」

観点別評価が全てCのとき・・・評定は「2」か「1」 になります

※長女の一年前期で「3」の評定だった教科は、たしかに観点別評価が全てBでした(納得)

以上のように、通知表で提示される評価・評定は非常にシビアにつけられていることがわかります・・・先生方、これを全生徒に施すのですから・・・頭が下がります

生徒たちには、改めて 学習とは を振り返り、自己の目標をどんどん高めて、達成してほしいという願いをも感じますね・・・実際の生徒は思春期真っ只中ですから、学習に真摯に向き合うことが難しいのも承知の上で「だからこそ、がんばってほしい!自分と対峙してほしい」と思います

・・・ところで部活バカの長女は部活に燃えるばかりで、大切な「提出物」を溜めに溜めまくって、期限ギリギリに提出・そのためテスト対策もままならないまま定期考査を迎え、結果は爆沈→評定は「3」のオンパレードというまったくもって阿呆な前期を繰り広げました

学期末の個人面談では、担任の先生から「あなたなら、これだけやれる」と、ありあまる褒め言葉と目標を頂いたにもかかわらず、達成できなかったのが評定に大きく響いたのでしょう

さて、これから、本人が意識改革をしてくれるのでしょうか?部活と学習の両立は、キミだけに課せられた試練ではないのですゾ!「学習の習慣」ものすごく大事です!!

確かに「5」をもらうのは大変です でも「5」がつくってことは相当な力をつけているという自信にもなりますから、ぜひ奮闘してもらいたいです