貧乏と貧困の違い

こんにちは まめまめ です

【貧困】・・・という言葉が、これほどあふれ出る時代・・・異常ですよね

私が小学生の頃は、貧困というのはユニセフからのペーパーニュースや、24時間テレビで流される途上国の低栄養児の映像・・・などの印象が強く、よもや自分が生きる日本で起こるとは思ってもいませんでした

団塊ジュニア世代である私たちは、日本が高度経済成長を遂げた先人たちの記憶が残る、最後の世代なのではと思います・・・

それ以降は日本経済の低迷が長く続き、一生懸命働いていれば老後は安泰という”思い込み”を改めないといけない・そんな世の中になってしまいました

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一生懸命に長時間働いても暮らしが豊かにならない、いわゆるワーキングプアや、高学歴にもかかわらず定職に就けない高学歴ワーキングプア、ネットカフェで暮らす貧困女子、そしてこれこそ国をあげて解決してあげたいこどもの貧困・・・

実は、私のまわりでも「ひょっとしたら、そうじゃないのかな?」というご家庭があります

でも、見た目は普通です

会話をしても困っている様子もない

だけど、きっと、本当は困っていると思う

こちらから「困ったことがあったら遠慮なく言ってね」と話しても「大丈夫~」なんて言う

逆に私なんかは【貧乏】をあからさまに言う(苦笑)

長女が小学生のころ、クラスの半分以上が中学受験をするという状況で、ママ友に「〇〇ちゃんは受験しないの?」と聞かれたら

「ウチに中学から私立に行かせるお金なんてないよ~進学塾に行かせる余裕もないし」

と正直に答えました(苦笑)こどもにも同じように「私立中はムリ」と話してある

さらに「まめまめさんはずーっと働いていて偉いね~」なんて言ってくれるママ友に対しては

「いや~経済的に老後が心配でwww働けるうちは自分も稼ぐわwww」と答えた

夫への評判を考えたら悪妻そのものだが(苦笑)だってホントのことなんだもん

そのおかげか?わからないけれど、よくおすそ分けや上等でカワイイ洋服のお下がりなんかをいただけるのよ(爆)貧乏アピールの効果ね(?)

同じように、似たような境遇(笑)のママ友に、お互いのこどもの洋服のお下がりや不要になった学用品(ちょっとしか使わなかったソロバンとか鍵盤ハーモニカ・学校指定の水泳帽)などをやりとりしています・これぞ助け合いだわ~

それに対して、ひょっとしたら厳しい暮らしなのかな・・・というとあるご家庭のお子さんに、たまたま友達だった長女がちょっとした誕生日プレゼントを差し上げたら・・・

その後長女の誕生日には、三倍返し(死語)くらいのプレゼント・しかもブランドものをいただいてしまった・・・かえって引いた・・・「なんだかわるいなぁ」と長女も恐縮した

そんなつきあいじゃ疲れてしまうので、結局長女もそのコとは疎遠になりました・・・転校しちゃったし

何が言いたいのかというと

困っているなら「困っています」と伝えてほしい

おおっぴらに言いにくいことなら、行政に相談するとか・・・窓口はいろいろあるから

ひとりで抱え込んでいるから、周りもわからないし、介入もできないし・助けられないし

貧困は、孤立とも関係があると思います

「まわりに言ったところでムリだから」なんて思わないでほしいです・そんなに冷たくないよ日本人

話は変わりますが

以前、私の部署で新規事業がスタートするにあたり、上層部に呼ばれ、これこれこういうことを始めたいのでよろしくなんて言われたとき私は

「えーっと、私の部署では人員のやりくりがキャパオーバーになる可能性があるので、すぐにはお答えできません・・・」と答えてしまった・そしたら

「なんで自分の部署だけで抱え込もうとするの・〇〇部や△△部も使っていいから、まず前向きに考えなさい」と戒められた・・・

そうか・そうなんだ・・・と気が軽くなった・ひとりじゃないんだ・・・みんながいるんだ・・・

そう、困ったときには、まわりに伝えよう・みんなで考えよう

絶対、だれかが力になってくれるから