日経新聞2023年5月30日【高校受験が向いているのは】を読んでの所感

■この記事は2023年5月31日作成・6月2日に公開しました■

こんにちは まめまめ です

我が家は日本経済新聞を購読しているのですが

経済関係のみならず。。。

案外?教育関係の記事も多く、その都度真剣に読んでいます

さて、我が家は既にムスメたちの高校受験が済んではいますが

まだまだ興味は尽きず😇

今回、2023年5月30日夕刊・受験のリアルというコラムに
【高校受験が向いているのは】という記事が載っていました↓
日経電子版でも読めます(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD0885Y0Y3A500C2000000/)

記事を読んで、記事内トピックスからふたりのムスメが公立中学から高校受験した体験・経験を振り返りつつ所感を書いていこうと思います(ちなみに我が家は都内城南地区にあります・中受志向3~4割の地域です)

・地域差について

東京都内でも中学受験するお子さんが多い・少ないの地域差はあります
【田舎】で【昭和】の子ども時代を生きてきたわたしが考える中学受験というのは【環境を買う】意味だととらえていました

しかし、昨今の中学受験はそうではなく【大学受験を見据えた作戦のひとつ】だと考えが変わりました

高校受験のない6年間を大学受験対策に充てられることはもちろん、その前にしてきた
【中学受験のための学習】をたくさん積み上げているので
小学生のうちから学習量や学ぶ習慣を身に着けていくことも、確実に強いアドバンテージになることでしょう

中学受験するお子さんが全体のうち3割いれば中学受験志向の強い地域といえると考えています
よく「中受で上位層が抜けるから」という話を聞きますが、全ては抜けていなくてですね
後述しますが、中受したお子さんも公立中に入学・転入してくるケースも珍しくないので・・・これはあとで書きます

・親の中学受験経験の有無

わたしの友だちで中学受験経験者は、もれなくお子さんも中学受験しています
親が中受経験者だと、お子さんへの学習ペースの管理がしやすかったり
小学校では習わない特殊な算数の技?もご存じなので、お子さん側にも心強い存在ですね

一方このような意見も↓
「お金はかかるけれど、女子は高校募集が少ないからね~」
ハイ来ましたこれです・本当~に少ないんですよ都内で女子が受けられる私立高校って!!

お子さんが女の子の場合、親が考える以上に受験できる私立高校が少ないことは覚悟しておいた方がいいですハイ。。。

・在籍校での成績評価(内申点)について

特に実技教科は結構先生の個人差が効いてくると思います
実際に、とある実技教科の先生が異動して変わったら、評価が上がった経験もしています(期末考査が易しくなった)

東京都教育委員会が発表している
都内公立中学校第3学年及び義務教育学校第9学年(令和4年12月31日現在)の評定状況の調査結果について

その中の【中学校等別評定割合(個表)】は、学校名が伏せてありますが【5】や【4】の占める割合が多い、成績が上振れしている(ように見える?)中学校を散見します

例えば美術ですが【5】の生徒が30%台の中学校と、2%程度しかいない中学校とがあり
「美術で【5】が30%って。。。そんなに美術センスある生徒さん集まっているの???」

あるいは逆に、生徒さんの【到達度】で【絶対評価】されているという点で考えると【5】が多い学校というのは
「その先生の指導がめちゃくちゃ上手いのでは?」→指導力がイマイチな先生だと学習指導要領が求める【到達度】に到達しないから

みなさんはどう思いますか?美術で【5】って相当ハイレベルですよ・滅多に取れるものではありません(断言

一方主要五教科の話ですが
生徒の通塾率や、中受経験者がいるなど「生徒の学力が高い」地域では評価も高めかなと思いきや・・・
ムスメたちが通っていた中学と、お隣の中学とでは甘辛度が露骨に異なっておりました
これは私立高校での個別相談でも指摘された点です「あ~〇〇中ですね」って😔
校長先生の方針なのか、上位層がひしめき合って差がつきにくいのかわかりませんが、定期考査の結果が良くても、かつ思い当たる落ち度がなくても【3】とか。。。これでは内申取りにくいなと実感した次第です

※絶対評価を導入するなら、全九教科定期考査を全校統一の模試のようなスタイルで行うべきだと考えます・正直定期考査の難易度は各校間でバラつきがあると思います!各校間の精度も調査しているのかなぁ教育委員会。。。
※ちなみに各校の定期考査対策は個別指導塾の方が強いです・歴代の生徒から入手した過去問をゴリゴリ回して、その先生の「出題のクセ」を対策・演習していきますので。。。🙄

・リベンジなケース

リベンジな高校受験はふたつのケースがあって、中学受験では残念だったお子さん・もうひとつは付属高校以外の高校を目指して転入してくるお子さんがいらっしゃいます
どちらも決して珍しいケースではなく、また非常に優れた学力を携えて公立中学校に入りますから正直

めっちゃ強いです←語彙力

中学受験という経験も経ているので、メンタル面でも強いし
高校受験に向けての気持ちも自主的に働くので
余裕を持った中学校生活が送れるし、精神的にも大人びたお子さんを多く見てきました

その結果として、みなさん上位・難関校に進学していましたね~素晴らしい!
それを鼻高々に進学実績として載せる公立中学校に対してホント失笑しましたよ←暴言

なので、中受で結果を残せなかった、あるいは入学した中高一貫校が合わなかったとしても
それまでの努力は確実に実っていますよね!
※正直申しますと都内難関高校の合格者は中受経験者が多く占めているのではとも考えています・特に都立中を目指していたお子さんは軒並み難関校に進学していましたし

・結局【高校受験が向いているのは】どんな子?

日経の記事内でも書いてありますが、高校受験で効いてくるのは英語力です
ただそれは「ちょっと得意な程度」ではなく並外れた英語力のことを指しています

最近は国際系の高校も増えていますから、英語力が武器のお子さんにとっては
高校受験の選択肢が増えることもメリットです

まぁそれもまれなケースですよね・帰国子女や親御さんが外国人ならともかく
純ジャパが国際系の高校を目指すのは、相当の英語力を要します

じゃぁ【高校受験が向いているのは】どんな子???

結論・・・

わかりません!!!

東京都内での高校受験は、それなりの覚悟を持って挑む
しかないかなぁと考えます

わたし自身、ムスメたちの高校受験を振り返ると・・・正解は出ていないけれど
もし、経済的に余裕があったら、小学校のうちからもっとしっかりとした学習習慣を身に着けてあげるべきだったかなぁ。。と反省しています
共働きで、忙しくて、まともにムスメたちとも向き合えず、あの頃は余剰のオカネもない30代だった我が家。。。しんみりです😔

なんだかとりとめのない記事になってすみません💦
自分の失敗談みたいな終わり方になりそうですが
まぁ、ムスメたちが楽しく・前向きに生きてくれているので
それで十分に救われています
重ねて書きますが
東京都内の高校受験は難しい!!
以上です!